水・木曜日休廊
11:00〜18:00
2025名古屋造形大学美術表現領域日本画コースを卒業されるお二人の展示です。
松浦匡起
2002愛知県生まれ
盆栽とは木に人の手を加えて鉢の中に時間をかけて景色を生み出す美術品です。
自然から切り離され、生活空間に取り込まれるよう、盆栽はその空間のなかで自然の美を引き出す事が求められますが、これは自然を描く日本画の関係性にも共通しています。
自然の原風景を求める行為が育てる行為と描く行為から見える風景の共通点や違いを考えたり、自らの持つ自然への原風景について顧みると、展示の帰り道の景色に違った見かたをする事が出来るかも知れません。
西岡詩奈
2000愛知県生まれ
アンティークには数百年もの間、この世界に存在し、人々に大切にされ、多くの持ち主と共に生きた記憶があると考えています。
元は人のために作られ、人と共にあることで価値があるとされていたものが数百年の時を超え、今は人を必要とせず、そのものの魅力で圧倒的な存在感を醸し出し、多くの人を虜にしています。
そのようなアンティークが持つ謎めいた不思議な雰囲気や輝きを表現し、少しでも感じてもらいたいと思っています。